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株をやってみたいけど重い腰が上がらない人へ

その他
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はじめに

「投資って、お金持ちがやるギャンブルでしょ?」

「真面目に働いて貯金するのが、やっぱり一番エライ」

あなたがもしそう思っているなら、この記事はあなたのためのものです。

学校では教えてくれないけれど、今の日本(2025年)にはちょっと厳しいルールがあります。それは「何もしないと、あなたのお金は勝手に減っていく」というルール。

脅かすわけではありません。これは経済の仕組みの話です。 なぜ「貯金だけ」ではダメなのか。そして、どうすればこの難しい時代を攻略できるのか。わかりやすく解説していきます。


銀行はあなたの貯金で「勝手に」稼いでいる

まず、銀行の仕組みを勘違いしていませんか? 「銀行は巨大な金庫で、預かったお金を大切に保管してくれている」 そう思っているなら、実はそれはちょっと違うんです。

あなたの100万円、金庫にはありません

あなたが銀行に100万円預けたとします。通帳には「1,000,000」と印字されますが、その現金の99%近くは、実はもう銀行にはありません。   

銀行は、預かったお金を右から左へ、別の企業や人に貸し出しています。 「預かっているお金」を元手に、誰かに貸して利息を取ったり、株を買ったりして、しっかり稼いでいるんです。

銀行は「投資のプロ」

仕組みはこんな感じです。

  1. あなた:銀行に100万円預ける。銀行からのお礼(利息)は年0.2%(2,000円)くらい。   
  2. 銀行:あなたの100万円を企業に貸す。企業から取る利息は年2.0%〜3.0%(2〜3万円)くらい。
  3. 結果:差額の数万円は、まるっと銀行の利益になります。

要するに、銀行はあなたのお金を使ってレバレッジ(てこ)を効かせ、自分たちだけ儲けている「巨大な投資ファンド」なんです。 「3万円の利益が出たから、君には手数料として2000円あげるね」と言われているようなものですね。

自分のお金で他人がボロ儲けしているのって、なんか尺じゃないですか?

もしあなたが自分で投資をすれば、銀行という「中抜き業者」を通さずに、その利益をダイレクトに自分のものにできます。


インフレという名の「見えない泥棒」

「でも、銀行に預けておけば減ることはないでしょ?」

そう思うかもしれません。確かに「金額」は減りません。でも、「価値」は減ってしまうんです。これがインフレです。

うどんの値段で考えてみよう

例えば、大好きなお店で食べるうどんが1杯100円だったとします。 1年後、うどんが200円になりました。 多くの人は「うどんが値上がりしたなぁ」と感じると思います。でも、ちょっと視点を変えてみてください。

  • うどんの味は変わっていません。
  • お腹いっぱいになる度合い(価値)も変わっていません。
  • なのに、2倍のお金を払わないと食べられない。

これは「うどんの価値が上がった」のではなくて、「お金(1円)の価値が半分に下がった」ということなんです。これがインフレの正体です。

2025年のリアル:あなたの資産は「年3%」溶けています

今の日本を見てみましょう。 2025年10月のデータでは、物価は1年前に比べて約3.0%も上がりました(消費者物価指数・コアCPI)。   

一方で、銀行預金の金利は0.2%程度です。

  • 物価の上昇:+3.0%
  • 銀行の利息:+0.2%
  • 実質の結果-2.8%

銀行に100万円預けておくと、1年後には100万2000円になります。 でも、世の中のモノの値段はもっと上がっている(103万円分くらいになっている)ので、実質的には2万8000円分の価値が蒸発してしまったことになるんです。

頑張って貯めたお小遣いやバイト代が、ただ置いているだけで毎年3%ずつ腐っていく。 これって、すごく怖くないですか?


「貸す側」ではなく「持つ側」に回れ

資本主義社会には、実は明確な身分制度のようなものがあります。

それは「労働者・債権者(貸す人)」と「資本家・株主(持つ人)」の壁です。

投資家は経営者より偉い?

会社で一番偉いのは社長(経営者)だと思っているかもしれません。

でも、株式会社の仕組み上、その社長を選んだりクビにしたりできるのは「株主」なんです。

  • 銀行預金:銀行にお金を「貸している」状態。リターンは固定(わずかな利息のみ)。
  • 株式投資:企業のオーナー(持ち主)になること。企業の成長による利益を制限なく受け取れます。

フランスの経済学者ピケティは、歴史的なデータを分析して「r > g」という残酷な式を証明しました。

簡単に言うと、「働いて稼ぐ給料が増えるスピード(g)よりも、投資でお金が増えるスピード(r)の方が速い」ということなんです。

株を買うということは、単にお金を増やすだけでなく、資本主義の「攻略する側(オーナー)」にポジションチェンジすることを意味します。


答えは「世界全体」を買うこと

「じゃあ、どこの会社の株を買えばいいの? 倒産したらゼロになるんでしょ?」

その通りです。1つの会社に賭けるのはギャンブルです。

だから、賢い攻略法は「世界中の会社を全部まとめて買う」ことなんです。 これを可能にするのが、「オルカン(全世界株式)」と呼ばれる投資信託です。

なぜ世界株なの?

理由はシンプル。人類はこれからも豊かになりたいと願っているからです。

経済の規模は、ざっくり言うと「人口 × 1人が稼ぐ額」で決まります。 世界の人口は2080年代まで増え続けると予測されています。さらに、AIや技術の進歩で、人間1人が生み出す価値(=1人が稼ぐ額)も増え続けています。   

つまり、世界全体で見れば、経済というパイはこれからも大きくなり続ける可能性が高いんです。

平均6%の成長力

過去30年以上のデータを見ると、世界株は、なんと年平均約8.8%のリターンを出しています。 もちろん暴落する年もありますが、長い目で見ればプラスです。 控えめに見積もって年平均6%だとしても、インフレ(3%)に勝てる数少ない手段であることは間違いありません。   

「オルカン」を買うということは、AppleもGoogleも、トヨタもソニーも、これから出てくる未来のすごい企業も、全部ひっくるめて「人類の成長」にベットするということなんです。


まとめ:重い腰を上げる価値はある

  1. 銀行預金は損:銀行はあなたのお金で投資しています。あなたは手数料をもらっているだけ。
  2. インフレは敵:現金で持っていると、毎年価値が削り取られていきます。
  3. オーナーになろう:資本主義の勝ち組は「株主」です。
  4. 正解はオルカン:世界経済の成長に乗っかるのが一番ラクで確実です。

投資は「楽して稼ぐ」ためのズルではありません。自分の資産をインフレから守り、資本主義社会をサバイブするための「防具」なんです。

100円からでも投資はできます。 まずは証券口座を作ってみることから始めてみてはどうでしょうか?