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広島サッカースタジアム[エディオンピースウイング広島]の建設費はどこが負担した?

その他
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はじめに

長崎にサッカー専用スタジアムが完成し、長崎スタジアムシティ全体での事業費は約1000億円というニュースがありました。民間主体で約1000億円はすごい!と思いました。

そしてふと、気になったことがありました。広島のサッカー専用スタジアムであるエディオンピースウイング広島は、誰がお金を出したのか?と。

調べてみました。

結論

周辺設備の整備など含め、サッカースタジアムにかかった費用は285億7000万円でした。

その費用負担をグラフにまとめました。

広島サッカースタジアム(エディオンピースウイング広島)の建設費の負担割合

誤解を恐れずにめちゃめちゃざっくりまとめると、

国から3割(国からの補助金)、

県と市から3割(広島県、広島市)、

企業と個人から3割(寄付金)、

サンフレから1割(広島市債)

といった感じでしょうか

それぞれの詳細

国からの補助金

「社会資本整備総合交付金」、「防災・安全交付金」など

おそらく地方交付税もここにカウントされています(?)。

寄付金

企業と個人からの寄付です。目標を大きく上回る額が集まったようです。

企業から

エディオンが30億円(ネーミングライツ10年10億円もここに含まれる?)、マツダが20億円、その他民間企業から20億5800万円。

個人から

個人からの寄付金は6億4000万円。

広島県と広島市

補助金や寄付金などでも埋められない部分は、自治体負担分として、県と市が50%ずつ支出しました。

広島市債

指定管理者であるサンフレッチェ広島から市への納付金などを償還財源として、市債が発行されました。

Park-PFI事業

Park-PFI事業とは、公園の施設運営を民間に任せる制度です。この制度の導入で財政負担を軽減しています。

感想

想像していたよりも寄付金の割合が多いことに驚きました。

国、地方自治体、企業と個人、そしてサンフレがみんなバランスよく負担していて、みんなで作ったスタジアム!という感じが、このグラフからも読み取ることができました。

出典

“街なかスタジアム”が誕生、エディオンピースウイング広島(新・公民連携最前線|PPPまちづくり、2024/5/21)

サッカースタジアム建設で想定される事業費負担の内訳(中国新聞デジタル、2022/3/16)