フレッシュITあわ~どとは
フレッシュITあわ~どとは、毎年、電子情報通信学会中国支部の学生が中心となって行うイベントです。実際に作成したアプリで競う「作品部門」と、毎年決められたテーマに沿ったアイデアで競う「アイデア部門」があります。中国地方の児童・生徒・学生が応募可能です。共催に(株)コトブキソリューションさんがついておられるため、副賞が豪華なのもポイントです。公式ホームページはコチラ。今年はYouTubeとsli.doを使用した完全オンライン開催となりました。最終審査に進んだ作品を簡単にレポートします。
作品部門
最優秀・総務省中国通信局局長賞
『ネット対応リレーボックスアプリ』重度障害児支援チーム(島根大学)
スイッチで遊べない重度障害児でも使用できるように、視線を使って遊べるようにしたアプリ
今後はSNSを通して利用者との交流を活性化する。
優秀賞
『カブトクワガタ』宮本大輝(岡山大学)
カブトムシやクワガタの居場所をシェアするアプリ
NoCodeサービスのAdaloで作成した、地図ベースのSNS。
入賞
『「密です」チェッカー』山下竜太(鳥取大学大学院)
その場で「密」を検知して警告してくれたり、店舗がどの程度「密」かをブラウザからリアルタイムに確認できる飲食店向けアプリ
Amazon Rekognition を利用して画像認識によって密かどうかを判定している。
『OpenNavi』OpenNaviチーム(広島大学)
生協施設の営業時間と図書館の開館時間をすぐに確認できる広大生向けのiOSアプリ
『カシカシ』taktakチーム(広島大学)
オンライン上での作業であっても、協力を意識することができるような仕組み、すなわち貸し借りを行うきっかけを作る、貸しの可視化を行うアプリ
ユーザー同士でKASHIとKARIのポイントを与えたりもらったりする。
アイデア部門
今年のテーマは、「リモートでも大丈夫!~有意義なおうち時間~」でした。
最優秀・総務省中国通信局局長賞
『スタコミュ』403 Forbiddenチーム(岡山一宮高校)
Study Communicationの略。同じような問題を解いている人をマッチングさせ、みんなで問題を解くアプリ。
ボイスチャットとマッチングの機能を備える。
優秀賞
『I contact』藤井渉(広島大学)
人とのコミュニケーションを円滑にするためのビデオ通話ツール
オンラインだが映像は等身大のサイズで、四隅にカメラを配置し、目の位置からの映像を合成することで視線が合うように感じられる。
入賞
『ARガーデニングアプリ~シーズン~』吉田光騎(松江高専)
家の中にいながら季節を感じられるアプリ
拡張現実(AR)を利用して、部屋の中で花を育てることができる。
『リモートで地元を応援』高橋幸之介(松江高専)
地元の特産品を使った料理レシピを掲載し、それらの販売も行うWebサイト。料理したくない人でも気軽にチャレンジできる。
佳作
『マッスルネットワーク』MIMチーム(広島工業大学)
気軽に仲間を作り、楽しくトレーニングするための筋トレ専用シェアアプリ
トレーニングデータをシェアするなど、気軽に情報共有できる。
『Share!Music』あおいあかチーム(岡山一宮高校)
気軽に曲をつくれたり聴けたりするアプリ
SNS感覚でアプリを使用でき、ライブ配信や、複数メンバーで音楽の同時編集が可能。
『リモートアプリ『Ally』』井上優奈(松江高専)
リモートでのハラスメントに匿名で注意を促すことができるリモートアプリ
被害者から匿名投稿があった場合、それがハラスメントに該当するかどうかリモート参加者全員で投票し集計することで、基準が分かり、節度あるリモート環境につながる。
おわりに
今年はコロナの影響もあってか、作品部門の応募が去年より多かったそうです。作品部門は未発表作品であれば応募できます。中国地方の学生であればだれでも応募できますが、応募数はそれほど多くなく、応募すれば何かしらの賞を受賞する確率が高いので、とりあえず応募してみることをオススメします!